質問者:ひろゆき
日本は出来ない理由を探す人が出世する
元動画:日本は出来ない理由を探す人が出世する。La Divineを呑みながら 2024/05/16 J20
https://www.youtube.com/watch?v=yvMHiQfZ11I
(00:01) で、まあ最初にとりあえずそのタイトルの話をしちゃいますと、『日本はできない理由を探す人が出世する』って言ったんですけど、まあその、なんか仕事をする時に『やれる方法を見つけろ』っていうのは結構言われるんですよ。要は、その、やらない理由、やれない理由というのは、いくらでもつけられるので、どうやるかっていうのを見つけろというふうに言われるんですけど。で、じゃあそれがなぜ言われるのかって言うと、やらないやつが多いからなんですよね。
で、先週のアプラかなんかで、最初が、元自衛隊の議員の人が出て、その自衛隊の護衛官がドローンで撮影されましたっていうので、『あれはもう自衛隊じゃ守れなくて警察がやることだから』で、なんか色々理由があってできませんていうのをずっとこう、いろんな理由をつけて、できない理由っていうのを一生懸命言う人。で、その後、島根知事の方が来て、『東京が若い人口をどんどん吸収しちゃってる。島根とかは若者があんまり来ないよね』っていうので、じゃあどうやって日本全体を変えたらいいのかっていうので、例えばハンガリーとかでは『2人目を産むと大学の学費の借金を国が肩代わりしてくれます』とか、『3人目で日本円で800万円ぐらいあげます』とかっていうので、要はその経済的インセンティブを付けるっていうのをやることで、子供を増やすってのが、明石市とかもやってるんですけど、『子供が産んだら、産めば産むほど、いろいろな優遇がありますよ』みたいなのにして。なので、その優遇をすることで、子供を増やすっていうやり方もありますよっていう時に、できない理由を色々言うわけですよ。
でも、そのできない理由を言っている人っというのが島根県知事だったり、その自民党の国会議員だったり、むしろその出世の最高峰なわけですよ。島根県の中では政治として一番上の人じゃないですか、島根県知事が。なので、国会議員とか知事とかは、やっぱりできない理由を言う人の方が出世するんだなと思ってて。
で、たまたま今日、秋高市の石丸市長が『東京都事に挑みます』っていうのをなんかニュースを歩いてる最中見たので、そのまま『応援します』ってのを書いたんですけど、その時にその石丸さんに対して『議会に対して根回しをしないで、議会とぶつかるタイプの人』っていう、悪い意味で書いてたんですよ。
で、根回しをすることが正しいことであるという風に日本の多くの人は思うんですよ。じゃあ根回しとは何かっていうのは具体的に言うと、『議員の多くが賛成する形で政策を作ること』なんですよ。で、議員の多くが賛成する形というのは、各議員というのは、例えば農業系の人とか、土木系の人とか、それなりの組織票だったりがあるわけですよ。自民党の人とか、創価学会の人とかっていう。その各議員のいろいろな組織が『こうして欲しいよね』というので議員ができて、で、そこと根回しをするというのは、そこの人たちの要望をそのまま通すという話なんですよ。
なので、根回しというのは基本的にはその過去の権力者、組織票の人たちが喜ぶ提案をするということなんですよ。で、その過去の権力者、組織票の人たちが喜ばない提案をする、これが『根回しをしてない提案』なんですよ。
で、じゃあ僕が、『子供3人目にお金をあげればいいじゃん』とかっていうのって、『じゃあその金どっから取ってくるんだ』とか、『俺は金払いたくない』とか、『ここを減らすのか』っていうので、要は既存の組織票の人たちからすると賛成しない提案なんですよね。
なので、根回しを重視するということは、今までの人たちが気に入らないことはできないってことになってしまうので、その日本って根回しは大事だよねというある程度の考え方はあるんですけど、ただそれを意識してずっとやってくと、今まで通りの政策しかできないので、結果としてその日本は今まで通りと同じことをずっとやり続けるよねっていう。
なので、平成の時代30年間ずっと似たようなことをやり続けて、で、かなり日本って没落したよねっていうのが、ちゃんと経済ニュース見てる人は分かるんですけど。で、令和がもう5年経ちました。で、平成と同じようなことをしていて、その構造を変えないままでいくと、多分平成と同じように令和も30年ぐらい停滞しちゃうのかなと思うんですけど。で、そう変えないためには、根回しをしない人というのが権力を持たないといけないですけど、ただ残念ながら、有権者の日本人の多くは根回しをする人というのを評価するということだとすると、残り30年、残り155年、令和の間はあんまり変わんないのかなという風に予想はしてますけども。
はい
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